新内閣を形容するには、この言葉しか思いつかなかった。歴史修正主義者と差別主義者の巣窟である。その頂点が総理。
既に数々の問題発言を垂れ流しているメンバーが顔を連ねているし、この面々はこれからも同じ愚を犯し続けるだろう。以前と違うのは、メディアが完全に骨抜き にされ、このメンバーがどれほどヤバい面子なのかが正確に報道されないこと。今や、やりたい放題である。少なくとも、論評抜きで事実関係だけは報じないと、言論が死ぬことになる。
まるで2世紀ほど前に遡った気分だ。我が祖国の、これほど情けない姿など見たくなかった。こうなったのは、有権者である私自身にも責があり、それを思うと誠に慚愧に堪えぬ。
***
維新の大阪市長も同じようなろくでなし。「慰安婦像」を巡り、サンフランシスコに撤去を迫り、受け入れられなければ姉妹都市を解消する、と通告していたが無 視されて、両市の半世紀にわたる友好関係に終止符を打つことになった。
バカバカしいにも程がある。誰の得にもならない。
SFにしてみれば、人道に対する過去の罪を記憶しよう、という市民の動きを否定する積極的な理由がないだけであり、別に大阪や日本を非難しようとしたわけで は無い。それなのに大阪市は、単に朝鮮半島を植民地支配していた時代の〝日本無罪〟を主張したいがために、戦時暴力・女性の搾取の告発と反対、という、人類が 共に目指す価値の追求という視点を一切持ち得ず、国際世論に対して、それに反する主張をしているとしか受け取られない態度を取ってしまったのだ。
何たる度量の小ささだろう。今は21世紀だぞ。恥ずかしくて仕方がない。大阪は、世界中から嘲笑され、非難され、罵倒されることになる。それが分からない程 度の街や市民ならば、SFの方から姉妹都市など願い下げだろう。こんなことは言いたくないが、相手にする価値などない。
***
鄭州東駅と、その南にある三角線。上が北・右が東だ。在来線時代と同じく、ここはジャンクションの街。北京から香港に至る高速鉄道が南北に走る。東西の高速 鉄道は、もちろん立体交差はせず、東からの線路は、この写真のさらに北側から鄭州東駅に入り、西へは写真の南側から抜ける。つまり、東西の高速鉄道分岐部はこ の写真の範囲外だ。
では、この三角は何かと言えば、在来線の鄭州駅へ向かう分岐部だ。北からの線路は鄭州東駅を経て西側へ、南からの線路は同駅を経ずにここで高速新線と分かれ る。いずれも立体交差というのがスゴイ。そんなに列車回数があるんだろうか?という場合でも、将来を考えてこうしているらしい。高速鉄道が関連する分岐部で、 平面分岐なんてケチくさいところは、ほとんど(もしかしたら全く)なさそうなのだ。
大体、鄭州東駅じたい、何面何線あるのだろう?写真が部分的に不鮮明だが、30線はくだらない。あまりのスケールに目眩がする。これが今の中国だ。