関東私鉄春期ダイヤ改正(2)/聞いてびっくりJR西の発表。

小田急。昨年念願の代々木上原〜登戸間の複々線化を供用開始させたが、今年は新宿口各停の10連化をさらに進める。特急の増発や車両変更なども伴う。また夕刻下りに、新百合ヶ丘駅の多摩線ホームを小田原線の一部列車に解放することで事実上小田原線の下り副本線を2線とし、本線1線と併せ計3線として運用する。同駅手前での頭打ちを防ぐ。

西武。本日になってやっと発表された。池袋線・秩父線の全特急列車を001系La Viewに置き換え。下りS-Trainの小手指まで運転区間を延長すると共に、練馬を停車駅に加える(降車専用)。今までも運転停車していたので、所要時間は変わらない。また、有楽町線の普通を日中2本増発する代わりに、地下鉄直通Fライナーを新桜台通過とすることで所要時間を短縮する。休日の観光用に運転されていた池袋〜秩父鉄道方面乗り入れのクロスシート車4000系急行・快速急行は、池袋〜飯能間の運転を取りやめる。新宿線系統では、観光用に本川越行きの快速急行を日中2本運転する。

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JR西が、城端線・氷見線の未来に向けた検討着手について報道発表。〝LRT化などを富山県及び沿線自治体に提案〟とある。

元々は地元が温めていた案だったのではないかとは思うが、具体化に向けJR側から口火を切ったというのが注目される。同社としては、経営を分離したいがインフラ部の更新については全面的に協力する、という肚だと推察される。