8,148,710件/日

鉄道各社から合同で、「交通系電子マネーのご利用件数が最高記録を更新!1ヶ月あたりのご利用件数が2億5千万件を初めて突破しました!」という報道発表。昨年12月に2億5261万件の利用があった由。

1日当たりにすると、814万8710件ということになる。

ところで〝利用件数〟とは何だろう?私の通勤定期も電子マネーだが、自動改札を通る度に「1件」と計算するのだろうか?鉄道利用の場合、入場したら出場するので、入出場セットで1件と数えるのだろうか?また、私は1枚の通勤定期で2社使い、往路あるいは復路だけで入出場を2回するのだが、それは2件なのだろうか?

買い物はそれぞれ1件なのだろうが。

「暫定ダイヤ終了」と言われても…

JR東日本よりとの北陸新幹線暫定ダイヤ終了について報道発表。

3月14日のダイヤ改正を機に、

「北陸新幹線の定期列車は台風19号による被災前と同じ本数に戻ります」

ということなのだが、10編成も喪失したので、臨時列車の設定に重大な支障を来しているのは変わらない。

以前から噂されている、上越新幹線に投入予定のF2X編成を流用するという話もまだ公式発表が無いし、仮にそうすることで必要になりそうなE4系に延命措置を施す可能性についても音沙汰がない。

細かい区別

西武鉄道アプリの列車位置情報。

40000系のLong/Cross車と、Long固定車をちゃんと区別していて偉い。

 

Long固定車。実車には、黄色い部分に’Long’と描かれている。
L/C車。小さくて分かりにくいが、青い部分にLong/Crossと描かれている。

徐々に加速。

「青函共用区間での210km/h運転が年内に実現」と読売などが報じた。

読売新聞2020年1月5日付

青函トンネルの通過は3分短縮される。共用区間全体ならば、5分程度の短縮にはなるだろうか。

これ以上のスピードアップは難しい。国交省のワーキンググループ(WG)で、どのような検討が為されたかふり返るために、今日はリンク先だけ確認しておきたい。

青函共用走行区間技術検討WG

青函共用走行区間等高速化検討WG

バスの相互直通運転?

瓢湖へのアクセス。

最寄り駅は羽越線の水原だが、なにしろ列車本数が少ない。時間帯によっては新潟交通バスで、万代シティバスターミナルや新潟駅前からのバスが便利だ。

ところが、同社HPから路線や時刻表を検索しようとしても、「瓢湖前」のバス停を見つけることはできない。新潟市街からのバスは、水原(駅前)止まりという扱いだ。路線別時刻表を注意深く見ると、〝瓢湖接続〟という極めて小さなフォントの字を見つけることができるのだが。

恐らく水原(駅前)〜瓢湖間は、新潟交通の子会社と思しき「新潟交通観光バス」の路線なのだ。こちらにはしっかり時刻表が載っており、しかも万代シティバスターミナルへ直通することがわかる。会社が違うのであくまで別系統として分割するのだろう。実際バスは瓢湖前〜新潟市街へ直行し、乗客にとっては会社間跨がりを意識することはない。ただ、あくまで別系統ということで、結果的に水原の市街地で、同じ道を2度通る区間が生じる。

自然との(悪い)関わりあい方

阿賀野市・旧水原町の瓢湖。一定年齢以上の日本人なら教科書で習ったと思うが、〝白鳥の湖〟である。

湖とはいえ、人造の貯水池であり、周囲の水田を潤すのが役割であったそうだ。

位置はこちら
この時点に於ける白鳥の飛来数が書いてある。

ところで、ここに多くの白鳥が飛来するのは昭和30年代に餌付けしたからだと初めて知った。教科書でしっかりお勉強していれば、そう書かれていたのを記憶していたかもしれない。

ご覧のように、ハクチョウも他のガン・カモ類(写っているのはオナガガモが多い)も、人が近づくと寄ってくる。餌付けするのは野生動物との好ましい関わり合い方ではない、と今では誰もが理解していると思うが、昔はそんな不適切事例が教科書に載ってしまったわけだ。

バスの街?

新潟駅連続立体化工事の続き。

3番線の白山方から工事部分を見る。
東京方。1番線路盤の床板が完成したところ(左)と未完成の部分(右)
東京方。1番線の路盤を作成中の箇所。

事業の様子は、新潟市の新潟駅付近連続立体交差事業のページを参照のこと。経時的進捗状況も公表されている。

高架化事業が完成した後の高架下については、バスを乗り入れさせ、南北一体のバスターミナルにする予定(→新潟駅駅前広場整備事業)。この事業は、〝人と環境に優しい交通を目指して〟と謳われるにいがた交通戦略プランの一環であるが、既に実施した基幹バスの導入及び路線バスの再編は、あまり市民の評判が芳しくないと伝え聞いている。

個人的には、大規模な在来線全面高架化に資金を投入するよりも、白新線の優等列車のみを通して新幹線との平面乗り換えを実現する(これは既に供用開始済)だけの規格にし、越後線は白山駅付近から市役所前〜古町〜萬代橋〜新潟駅前を、信越線・白新線の普通列車を上沼垂(信)付近から新潟駅前にそれぞれ地上を走行するLRTにし、相互を接続する方が、街の活性化には遙かに良かったのではないかと思う。

あと1線分に2年。

新潟駅連続立体化工事が進む。

2018年4月15日より2〜5番線の高架駅部分の供用が開始されており、残りの1番線部分の線路とホームの工事が進む。地上では東方に仮設8/9番線が稼働中。完成は2022年度中とされている。

左が2番・右が3番。2番線は将来の1番線と島式ホームを構成することになるが、半分だけ完成し使用している。2番線は半端な供用なのでエレベーター・エスカレーターがなく、利用者に不便を強いている。
白山方を見る。高架の右側(北側)に1番線ホーム(現2番線ホームと合体予定)と線路路盤を建設する。高架駅舎から張り出した「V」の字が、2番線ホームへの仮設階段である。左が旧1番線と万代口方。
東京方を見る。8番線に停車中なのはE129系電車。
2番線ホームの下から、将来の1番線の路盤を覗く。
2番線ホームの白山方末端部分。1番線部分の床板が立ち上がりつつある。