私はタバコと相容れない。
クサいとか有害だという理由で、十分に拒否する理由になるのだけれど、最近は身体が受け付けない。ヤニ臭いオッサンが電車で隣に座っただけで、激しく咳き込むようになってきた。喉が強く刺激されるためだ。息ができないくらい苦しくなる。三次喫煙被害と言っていいだろう。なので、喫煙可の飲食店などとんでもない。
ところが、世界各国で飲食店を含む公共の場での禁煙化が進む中で、日本は取り残されている。国民の喫煙率は、すでに4分の1を下回っているのに(→厚労省「最新たばこ事情」)、この体たらくである。
理由は明らか。自分自身がタバコを吸いたい連中が社会の中心に居座り、それに呼応するように政権党を牛耳っているためだ。女性の社会進出が一向に進まず、この分野で世界の劣等生であるのと同じ理由だ(→世界経済フォーラム The Global Gender Gap Report 2017)。少数の既得権益者、すなわち日本では「歳をとって、キン○マさえついていれば自動的にエラくなる連中」がのさばっており、そのためその他大勢、特に若者と女性が生き血をすすられる社会構造が原因だ。
誰が犯人かは明白なので、自民党を政権の座から引きずり下ろしさえすれば、タバコ追放も、女性の社会進出も一気に進むのだが、今日はその話ではない。まずは自分の身を守る話。店舗内全面禁煙の店を探すのだ。
私がよく利用するのは「ぐるなび」のサイトだ。そこで、エリアとジャンルを選択した後、詳細検索で〝店舗内全面禁煙〟を選択する。
ふと、〝地域ごとの禁煙店舗比率はどのくらい違うのか?〟が気になったので、大都市の主要エリアと、いくつかの地方都市についてざっと調べた。駅から半径1km以内の総店舗数と、そのうち全面禁煙の店の割合を算出した。結果は以下。比率は%。
大都市の、長距離列車が発着する駅周辺の全面禁煙率が高いことがわかる。これは、駅ビルが全面禁煙のことが多く、そこに入居している店舗数の割合が、エリア全体で高くなるせいだと思われる。喫煙率が全国一高い北海道でも、札幌駅周辺なら10%を越えるのだ。「ケムリがイヤなら駅ビルで」ということになりそうだ。
それにしても。上表の中で最も高い東京駅周辺でも、2割以下しかないとは、何たることだ。国民の喫煙率を考えれば、この数値を100から引いた値になるのが当然ではないか。
あいつら一体どれだけ害毒なんだよ。