「終点」の位置、決まる。

鉄道・運輸機構より、「北海道新幹線、札幌車両基地外1箇所詳細設計他」という役務が公開入札に付されていた。すでに公示済欄に移動してある。

この公示書および説明書に、重要な情報があったのをうっかり見落としていた。

本役務は、北海道新幹線札幌駅(新青森起点 360km590m)以東に予定されている、札幌車両基地(保守基地含む)のRCラーメン高架橋、RC桁、 PC桁、RC橋脚等の詳細設計、修正設計及び配線計画、施工計画の検討等を行うものである

とあるのだが、札幌駅の新青森起点距離が明記してある。360.590km。これが、現駅併設案からいわゆる〝大東案〟に認可変更された後の数値であることに、しばらくのあいだ気付かないでいた。認可変更時、各方面から公開された文書には、正式な数字がどこにも掲載されていなかったので、気になっていたのだ。

認可変更前は、「新青森起点360.260km」であったので、330メートル東に移動したことになる。現駅中央を停車場中心と仮定すると、この位置は、北6条西1丁目の区画の南東端に相当する。

入札公告は、毎日ではないけど頻繁にチェックしているつもりだった。それでも重要情報を見落とすことがある。