4月1日=四半期最初の日なので、鉄道・運輸機構が発注見通しを更新する。
北海道新幹線建設局では、新函館北斗〜札幌間の延伸工事においてついに初めて、地上区間の工事を今年度第4四半期に発注することとなったようだ。
市渡高架橋他工区。新函館北斗駅の札幌方に、路盤が300メートル弱ほど完成しているが、その末端から渡島トンネル村山工区までの間の約300メートル程の工事が発注される模様。
2012年の着工以来、すでに7年が経過している。
目指せ!みんなの悪知恵袋
JR北海道が、北海道新幹線開業3年間のあゆみという報道発表。
新幹線の輸送実績が、開業ブームが去るにるれて落ち込んでいる状況が示されている。メディアはこの部分だけに食いついたし、JR北海道にしても窮状を訴えたい気持ちはあるだろう。
メディアとしては、余計な事を言っていないで、新幹線を札幌まで早期に延伸させる予算をつけない政治を糾弾した方が良いぞ。実際その通りなのだから。
鉄道・運輸機構から羊蹄トンネル比羅夫工区掘削工事安全祈願祭のお知らせがあった。長万部〜倶知安間の9790m。全体を2つの工区に分け、今回は札幌方が着工の運びとなった。
何十回書いたか分からないが、地上区間の工事はまだである。
毎月更新される情報だが、正月を挟んだのでリリースが遅くなった。
6.2%だって。ほとんど進んでいないじゃないか。
北海道新幹線延伸部(211.8km)の工事が始まって、もう6年3ヶ月が経過した。地上区間は未だに1工区すら発注されず、トンネル工事が細々と続けられている。
毎月工事進捗状況が公開されるが、それを見てみよう。
1年前の2017年11月1日現在。
先月2018年10月1日現在
そして今月アタマ(2018年11月1日現在)
この1ヶ月で掘削延長は1.160km延び、覆工済延長は0.828km延びた。
ここ1年では、掘削延長は12.698kmから22.126kmへ9.428km延び、覆工済延長は3.861kmから11.925kmへ8.064km延びた。
覆工済を土木工事の完成とみれば、北海道新幹線延伸部は5.6%が完成済、ということになる。
北海道新幹線延伸区間の工事進捗状況が、10月1日現在のものに更新されている。例えば小樽市のページから取得できる(→)。
1ヶ月程度でさほど大きな変化はあるまい、と思ったのだが、そうでもない。
渡島トンネル北鶉工区の斜坑掘削が終了し、本坑掘削に着手している。掘削は94メートル進んだ。全長32675メートルにも及ぶ渡島トンネルは、全区間を7 工区に分けて施工される。7工区のうち、本坑掘削にまで進んだのは、まだ3工区である。
また、立岩トンネルルコツ工区についても、1070メートルにも及ぶ斜坑掘削が完了し、本坑掘削に着手した。103メートル掘り進んでいるそうだ。
また、過去1年間で着工準備にまでこぎつけた工区は、10に及ぶ。