徐々に加速。

「青函共用区間での210km/h運転が年内に実現」と読売などが報じた。

読売新聞2020年1月5日付

青函トンネルの通過は3分短縮される。共用区間全体ならば、5分程度の短縮にはなるだろうか。

これ以上のスピードアップは難しい。国交省のワーキンググループ(WG)で、どのような検討が為されたかふり返るために、今日はリンク先だけ確認しておきたい。

青函共用走行区間技術検討WG

青函共用走行区間等高速化検討WG

夜が明けて惨状が…

台風19号は「非常に強い勢力」で伊豆半島に上陸した。

https://twitter.com/nekoacademy0/status/1182998099196698626?s=20

風よりも雨がひどい台風だった。千曲川が決壊・破堤し、大変な事になっていた。

「標高はほとんど変わらない」と呟いたのだが、この時点で私は既に知っていた。破堤位置よりも長幹所の方が、2メートル前後標高が低いことを。

10編成が被災。マトモに動かせそうもない。『つるぎ』はほぼ時刻通りに運転したらしいが、『かがやき』『はくたか』は全面運休。『あさま』は東京〜長野間で午後から運転を再開した。

長幹所では職員が孤立。避難指示が出ているため、被災状況を調べるために、新たな人員を投入できなくなっている。それよりも先ず、孤立した職員を救出するのが最優先だった。

「データでみるJR西日本」更新/通信可能区間の拡大。

今年もデータでみるJR西日本が更新された。後でちゃんとみる。

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JR九州より九州新幹線 携帯電話のサービスエリア拡大について― 『新水俣駅から出水駅』『出水駅から川内駅の一部区間』 携帯電話の通話が可能になります ― との報道発表。

あと、鹿児島側の区間が残っており、2020年までに整備を完了する予定とのこと。

「そこは有料だよ」/長大トンネルで通信。

JR東海・西日本・九州より「東海道・山陽・九州新幹線 特大荷物置場の設置と事前予約制の導入について」。

このサービスが最も必要なのは訪日客だが、どう周知徹底していくのかが課題になるだろう。同時に、今まで大荷物を想定していなかった客室設計を、今後は見直さなくてはならないだろう。

JR北海道から「青函トンネル内における携帯電話サービスの開始(拡大 )について」。青函トンネル内全てで通信が可能になる。

一方で、最も新しい新幹線路線にも関わらず、青函トンネル以外は未対応で、今でも設置工事中というのがなんとも…

「医者いらず」への道?

JR東海が、同社社長会見の場で、東海道新幹線 N700S営業車による地上設備計測の実施について発表。

すでに「軌道状態監視システム」が稼働中だが、さらに「トロリ線状態監視システム」および「ATC信号・軌道回路状態管理システム」を併用することとする。

これから1年半をかけて長期耐久試験を実施した後、2021年4月からシステムを稼働させた編成の営業運転を開始するとのことだ。

 

 

JR九州、利用状況を更新。

JR九州交通・営業データを2018年度のものに更新。

線区別利用状況(2018年度)を見ると、各路線の区間別の1日平均通過人員なども掲載されており、新幹線の博多〜熊本間が27986人/日であることなども分かる。因みに線区別利用状況(2017年度)のデータは、公式からはリンク切れしてるがサーバーには残ってる。以前ダウンロードして置いたファイル名からURLを推察した。それ以前のは残っていないもよう。 

九州新幹線の利用状況は、全国の新幹線と比較してどのくらいなものだろう?JR西がまだ2018年度のデータを公表していないので、2017年度のデータを元に区間別通過人員を上から並べてみるというヒマなことをやってみた。

北陸への客がごっそり移った高崎〜越後湯沢や、沿線人口が遙かに希薄な仙台以北よりも少ない。九州は距離も短いし、マイカーや高速バス利用が一般的だし、他の交通機関からの転移を見込むのはかなり厳しいのだろう。

JR東の利用人員データより(9)

JR東の利用人員データより(8)〜北陸新幹線開業による新規需要開拓

青函高速化試験運転再開。

鉄道・運輸機構北海道新幹線 青函共用走行区間における高速走行試験について報道発表。最速260km/hでの運転を目指す。

当初、昨年に予定されていたが、北海道胆振東部地震(2018年9月6日・M6.7 気象庁の第5報へのリンク)などの影響で中断されていた。

ついでなので、国交省の交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会青函共用走行区間技術検討ワーキンググループおよび同青函共用走行区間等高速化検討ワーキンググループへのリンクを貼っておこう。しばらく何もないと忘れるので。