折り返し線が減る/お茶。

相鉄・東急直通線が東横線と合流するのが日吉。

まず既設高架を解体し、両側に単線の高架を新設。その間に、地下から直通線が入り込んでくる形。高架新設は完了。間の直通線を出迎える準備が整った。

さて、直通線の上下線が並んで日吉駅に入ってくるわけでは無い。その間に、目黒線の引き上げ線1線が建設される。

施工順序及び最終形態は、都市鉄道利便増進事業 相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線のページ工 事の進捗状況から日吉駅付近工事を選び、そこから日 吉駅付近工事の概要を閲覧すると良い。

ところで、目黒線の引き上げ線1線を建設、という表現には語弊がある。なぜなら、今でも当然引き上げ線はあり、しかも2線使っている。

それが1線に減らされれば、目黒線のダイヤを制限しかねない。もしかしたら、一部を相鉄に直通させちゃうのかな・・・と思っていろいろ確認した。ダイヤの詳 細はまだ発表されていない。既に述べたように、羽沢横浜国大駅は、相対式2面2線でおそらく折り返しは出来ない。もちろん西谷駅に直通しても良いが、新横浜も 2面3線で、中線が両側ホームに接しており、折り返しが可能かもしれない構造である。新横浜の1線が加わることで、日吉の1線減を相殺できるかも。

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昨日、これを呟いた。

そうしたら、JR東から絶妙のタイミングで公式発表が。中 央線御茶ノ水駅改札内エレベーターの供用開始ならびに聖橋口駅前広場の完成時期変更について

ここ仮設?/新しい監視システム。

東横線日吉~綱島間。これから日吉駅に向けて、上下線が分かれていく箇所。

これって仮設桁なのかな?良くわかりません。

さらに北へ進むと、単線の高架×2本になる。間に直通線が割り込んでくる。

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JR東から、鉄道電力設備における無線式センサの本格導入についてという報道発表。温度センサ付きRFID(太陽電池駆動)で、無線・無人モニタする。

縄文時代の綱島は?

先週は、相鉄・JR連絡線について触れたが、今度は相鉄・東急連絡線。

基本、ツイッタで呟いたままなのだが、ここでは追加情報をご提供する。

綱島駅北東・東横線の海側を走る綱島街道沿いに、急な石段がある。102段の石段を登ってみると、「綱島鎮守 明神社」という石碑が。

上からは、線路が良く見える。登ってきた石段を上から見下ろすと、ほとんど垂直に見えるぞ。

昔は、線路山側の丘陵とつながっていたのだが、東急線建設時に開削されたらしい。3Dマップで表示すると、黄色の↓の部分だ。

この付近、平地にこのような丘陵がところどころにあるんだな。その幾つかを新幹線も貫いて走るが、縄文海進の頃は、実際に海に浮かんだ島だっただろう。松島 のような風景が広がり、今なら間違いなく景勝地になっていたはず。三浦半島と、房総半島(海進が最大だった頃は島だったはず)に遮られた、遠浅の静かな海が広 がっていたことだろう。縄文人達は船を浮かべて、ふんだんに海の幸を得ていたに違いない。

見てみたかったなあ。

類い希なる配線。

羽沢横浜国大駅の直ぐ東側で、相鉄JR直通線と、相鉄東急直通線が分岐する。

左下が駅。構造物の下に隠れて見えないが、そこに分岐器が挿入されている。

上写真に解説を入れてみる。

施工中の部分を拡大。

要は下のようになっている。

併走する複線の一方から複線が分岐し、他方へ合流する。平面支障はない。ツイッタでこの配線について呟いたら「他に例がない」とのリプライをいただいたのだ が、そうなのかな・・・?あるようで無いかも。うーん、言われてみると、ちょっと思いつかない。

外側線がトンネルに入る。

相鉄・西谷駅の東側。外側がJR直通線。高度を下げて行く。

上り線・トンネルに入る。

下り線・トンネルから出る。信号ケーブル等も敷設済に見える。

上下両方が入るアングルにすると、軌道面が見えない。ここは西谷駅東側の歩道橋なんだけど、仕切りの背が2メートルを越える高さなので、そのままでは軌道面 を覗けない。なので、カメラを持った手を思いっきり伸ばしてシャッターを切っている。身長170はないと苦しい。

新しい分岐駅。

相模鉄道西谷駅。来年下期開業とされる相 鉄・JR連絡線が分岐する駅だ。

海老名方には、上下線間に引き上げ線2線が設置された。

西谷駅は、元々2面4線だったが、工事の影響で外側2線を休止し、内側だけで運用していた。現在、外側をJR直通線専用とすべく、配線変更と新線路設置が進 行中である。

鬼が笑うぞ来春の話/新しい新幹線試験車/相鉄12000系。

春のダイヤ改正。毎年12月末には概要が発表されるので、いつも楽しみにしていたのだが、新幹線開業などの劇的変化は当分お預けなので、ここ数年は期待感も 中くらい以下、という気分になっている。

来春の最大の目玉は、おおさか東線北区間の開業だろう。単なる通勤路線の延伸開業ではなく、使い方によっては関西線・片町線沿線から、広く新幹線ターミナル である新大阪への集客を図ることができるので、潜在性は大きいのかもしれない。

場合によっては、奈良から優等列車(先日噂になった、新快速への指定席連結などを含む)を走らせる可能性も否定できない。京都から、複線化第2期が完成した 後の奈良線に走らせた方が現実的なのかもしれないが、山陽新幹線側からだと、京都まで行かずに新大阪で奈良行きに乗ることができるサービスは、悪くないだろ う。

さてJR西は、何を思う。

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JR東から、いよいよ来た。新 幹線の試験車両ALFA-Xのデザインおよび開発状況について。編成の前後で先頭形状を変えるのは、FASTECH360と同じだ。「鼻」は一層 長い。

その他、制動距離の短縮を目指す空力抵抗板ユニットやリニア式減速度増加装置を備える。前者は、例の〝ネコミミ〟と発想は同じだが、大きな耳ではなく、小さ な突起を多く設置する。後者は、リニア式地下鉄を動かすリアクションプレートの代わりにレールを用い、推進力ではなく制動力として用いるものだと思う。レール と直接物理的に接触しない電磁吸着ブレーキのようなものだろう。

台車の安全性をモニタする自己診断装置や、着雪を減ずる構造などの新機軸も採用されている。

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相模鉄道12000 系を発表。JR直通用。2月に運用開始した東急直通用の20000系に対応するものだ。現段階でダイヤの詳細は不明だ。