WiFi完備/車内ニュース終了

JR九州・JR西日本・JR東海3社が合同で新幹線車内無料Wi-Fi 「Shinkansen Free Wi-Fi」サービスの整備完了について発表。東海道・山陽・九州新幹線全車両のWiFiが設置完了したわけだ。

JR東海は併せて「車内テロップでのニュース提供終了」も発表。たしかに通信可能ならあれは要らんな。鉄道会社が新聞社にカネ払う価値はないだろう。

いつのまにか9年。

JR九州祝!9周年 九州新幹線全線開業を記念した 割引きっぷ(2種類)を発売します! と報道発表。1万円で同社管内の新幹線自由席が、3月15日(日)に限り、丸1日乗り放題となる。

開業は2011年3月12日。そう、東日本大震災を起こした東北地方太平洋沖地震(M9.0)の翌日である。開業日の前日に襲った未曾有の大災害を前に、開業式典は大幅に縮小され、列車はひっそりと走り出したのだ。

あれからもう9年か…

「データでみるJR西日本」更新/通信可能区間の拡大。

今年もデータでみるJR西日本が更新された。後でちゃんとみる。

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JR九州より九州新幹線 携帯電話のサービスエリア拡大について― 『新水俣駅から出水駅』『出水駅から川内駅の一部区間』 携帯電話の通話が可能になります ― との報道発表。

あと、鹿児島側の区間が残っており、2020年までに整備を完了する予定とのこと。

「そこは有料だよ」/長大トンネルで通信。

JR東海・西日本・九州より「東海道・山陽・九州新幹線 特大荷物置場の設置と事前予約制の導入について」。

このサービスが最も必要なのは訪日客だが、どう周知徹底していくのかが課題になるだろう。同時に、今まで大荷物を想定していなかった客室設計を、今後は見直さなくてはならないだろう。

JR北海道から「青函トンネル内における携帯電話サービスの開始(拡大 )について」。青函トンネル内全てで通信が可能になる。

一方で、最も新しい新幹線路線にも関わらず、青函トンネル以外は未対応で、今でも設置工事中というのがなんとも…

トンネルを掘削した件について。

7月11日、長崎トンネルを走行中の『かもめ』が障害物に衝突し破損、運転中止を余儀なくされるという事故が発生した。調査の結果、鉄道・運輸機構が発注した、新幹線西九州ルートの新長崎トンネル建設に起因する渇水対策として実施していた調査用のボーリングが在来線の長崎トンネルの壁を貫通、列車に支障したと判明した。

渇水対策を目的とした試掘ボーリングによるJR長崎本線長崎トンネル内走行車両との接触事故発生について(お詫び)

この事故の煽りは、近傍で予定されていた新幹線トンネルの貫通式典にも影響した。当初、鉄道・運輸機構九州新幹線(西九州)、久山トンネル貫通式についてという予告をして祝賀気分を盛り上げていたのだが、それどころではなくなってしまい、九州新幹線(西九州)、久山トンネル貫通式の中止についてという発表をする羽目になった。

事故当日から既に、「国土地理院の地図に示された長崎トンネルの位置が数十メートルもずれており、地図上ではトンネルがないはずになっていた試掘ボーリング場所の直下に、実は長崎トンネルが通っていた模様」と指摘するツイートがあった。

そして本日、JR長崎本線長崎トンネル内で発生させた重大事故(渇水対策を目的とした試掘ボーリングによる走行車両との接触)の原因と対策についてという報道発表をし、地図に示されたトンネル位置を信じたために今回の事故に至ったことを認めた上で、在来線トンネル管理者のJR九州に事前に連絡をとるべきであったこと、そして今後は地図上の地下構造物については地図を過信せず、確認を怠らないことを明言した。

ふと屁理屈を考えた。通常のトンネル掘削とは、地面を掘削してその結果としてトンネルを建設するのであって、トンネルを掘削しているのではないではないか。トンネル掘削とは本来、この件のような事案のことではないか、と。そこで、本日のタイトルを思いついた次第だ。まあ、言葉の遊びである。

それにしても、人的被害が出ずに済んだのは不幸中の幸いであった。

JR九州、利用状況を更新。

JR九州交通・営業データを2018年度のものに更新。

線区別利用状況(2018年度)を見ると、各路線の区間別の1日平均通過人員なども掲載されており、新幹線の博多〜熊本間が27986人/日であることなども分かる。因みに線区別利用状況(2017年度)のデータは、公式からはリンク切れしてるがサーバーには残ってる。以前ダウンロードして置いたファイル名からURLを推察した。それ以前のは残っていないもよう。 

九州新幹線の利用状況は、全国の新幹線と比較してどのくらいなものだろう?JR西がまだ2018年度のデータを公表していないので、2017年度のデータを元に区間別通過人員を上から並べてみるというヒマなことをやってみた。

北陸への客がごっそり移った高崎〜越後湯沢や、沿線人口が遙かに希薄な仙台以北よりも少ない。九州は距離も短いし、マイカーや高速バス利用が一般的だし、他の交通機関からの転移を見込むのはかなり厳しいのだろう。

〝車両基地駅〟

大村総合車両基地脇に新設される大村線の新駅外観デザインが決定したらしい。長崎新聞が報じた。

この駅付近では車両基地は盛り土のため上方にあるので、基地が良く見えるように新駅に展望デッキを設ける案もあったのだが、どうなったのだろう。地元請願駅で、全額大村市が負担するので、多分ポシャったのでは。知らんけど。