出血大サービス/高いところはますます高く、低いところはますます低く。

JR北海道が、半額以上割り引く〝お先にトクだ値〟を『おおぞら』『とかち』設定()。昨日は、ネットが使えない高齢層にアピール出来ないのはどうか?と書いたが、高齢者には駅で高いきっぷを買って貰い、お金のない若年層には割引きっぷを買って貰う、という〝棲み分け〟はできるわな。コストがかかる客には高い値段を、かからない客には安い値段を、というわけだ。

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国土地理院北海道胆振東部地震により変動した水準点の新しい標高成果を公表。要は日高山脈が隆起し、その西側の低地が沈降するという分かりやすい地殻変動が起きたわけ。

南北で車販終焉。

JR北海道から客室乗務員による車内サービスの終了について報道発表。売り上げが落ち込み、人員も確保できない由。

JR九州からも九州新幹線車内販売等の終了のお知らせ。『みずほ』でも車販はなくなる。こちらは、乗車時間が短すぎるのだろう。

所要時間1.6%短縮。

そういえば触れてなかった気がする、北海道新幹線所要時間短縮の話。青函共用区間での運転最高速度140km/hを160km/hに上昇させることで4分の短縮。最短3時間58分となる。

〝大台〟に載ったとはいえ、短縮した時間は僅か1.6%に過ぎない。_:(´ཀ`」 ∠): 残念ながら、これで集客に結びつくとは思えない。まあ、高速化の最初の1歩ということで。

ところでこの話題、JR北海道も国交省も正式発表していない。

道ヤバ。

北海道新幹線札幌駅の〝大東案〟が正式に決まり、鉄道・運輸機構から北海道新幹線(新函館北斗・札幌間)工事の計画変更についてという報道発表があった。国交省が今日認可したらしい。でも、今までのところ国交省はだんまり。最近、国交省鉄道局のHPに流れる情報がなぜかとても少ない。

キロ程、どのくらい延びるのかな?地図で測ると0.3kmなのだが、もっと正式な数値が知りたい。残念ながらそういう数値は書いていない。また、苗穂方の配線や図面が知りたいが、そういうことも分からない。

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JR北海道も、この件については沈黙。代わりにいくつかの重要な報道発表。

平成30年度 第2四半期決算について

平成29年度 線区別の収支とご利用状況について

まあ、札幌都市圏が増収になったほかは、良いところはほとんど無い。新幹線の輸送密度は20%減。2年目に落ちるのは定番だが、この落ち込みはひどい。