WiFi完備/車内ニュース終了

JR九州・JR西日本・JR東海3社が合同で新幹線車内無料Wi-Fi 「Shinkansen Free Wi-Fi」サービスの整備完了について発表。東海道・山陽・九州新幹線全車両のWiFiが設置完了したわけだ。

JR東海は併せて「車内テロップでのニュース提供終了」も発表。たしかに通信可能ならあれは要らんな。鉄道会社が新聞社にカネ払う価値はないだろう。

新興感染症、新幹線を直撃/新しい公園口

JR東海月次利用状況更新。対前年同期比で8%の減少。今まで好調だったのに急減したのは、新型コロナウイルス(CoVID-19)の影響以外に考えられない。

そのほか、エクスプレス予約/スマートEXのサービス拡充についておよび新幹線車内無料Wi-Fi「Shinkansen Free Wi-Fi」サービスの整備完了についてなどが発表された。

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JR東日本からは2020年春、上野駅公園口が新しく生まれ変わりますとの発表。

喫煙率高い地方の件/悲願の日、近づく。

JR北海道「喫煙室内を除く駅構内禁煙化」及び「駅構内・列車内のゴミ箱設置見直し」の実施について報道発表。 要は今までオープンだった意味の無い喫煙スペース自体を廃し、喫煙室以外での喫煙を禁じたということだ。

一方JR東海東海道・山陽新幹線ネット予約サービス「エクスプレス予約」 および「スマートEX」における商品の充実等について報道発表。

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南北直結を目指して整備が進められて来た富山の路面電車、2月1日未明ついに試運転にこぎつけた。

廃車に120億円/大黒柱。

JR東日本四半期短信。そのなかに台風第 19 号による被害額および業績予想の修正に関するお知らせがある。北陸新幹線の運休に伴う営業収益の減少などが180億円。その他、長野新幹線車両センターの復旧費用が165億円、E7系8編成の廃車解体に120億円を特別損失として計上した由。一部は保険金で充当するもよう。

同日、JR東海も四半期短信を公表。第3四半期迄累計の東海道新幹線の運賃収入は、対前年同期比₊2.4%の1兆0060億円・在来線は813億円。連結営業収益累計は1兆4480億円なので、新幹線の利益は文字通り〝桁違い〟であり、同社の利益を生み出す根幹である。なお四半期累計の純利益は3929億円。

被災状況と思わぬ迂回路

昨日JR東日本は、台風19号による管内路線の被災状況の概況を発表した(台風19号によるJR東日本管内の設備等の主な被害状況について)。

新幹線は、普通車全車自由席扱いの『あさま』が東京〜長野間を走っているが、土砂流入や擁壁崩壊のため中央線は不通。中央道も不通になってしまったので、甲州の人は困ってしまった東京へ行く術がないのだ。

そこで、密かに浮上してきたのがJR東海だ。JR東日本管内中央本線運転見合せに伴う臨時列車の運転等について発表し、その中で身延線に臨時快速を運転すると公表したのだ。さらに中央西線『しなの』に増結。思わぬ乗客増に対応することになった。

 

同床異夢?

JR東日本JR東海が、「有楽町駅~新橋駅間 内山下町橋高架下開発計画について」という報道発表()。JR東・JR海それぞれが並行して自社高架橋を持っている。

通常こういうのは2社連名で発表するのだが、てんでんに発表した。内容も微妙に異なる。たしかに開発用地は違うのだが、隣接する土地だし一緒にやるのが宣伝上も効果的だろうと思う。両社の微妙な関係を象徴するようだ。

「そこは有料だよ」/長大トンネルで通信。

JR東海・西日本・九州より「東海道・山陽・九州新幹線 特大荷物置場の設置と事前予約制の導入について」。

このサービスが最も必要なのは訪日客だが、どう周知徹底していくのかが課題になるだろう。同時に、今まで大荷物を想定していなかった客室設計を、今後は見直さなくてはならないだろう。

JR北海道から「青函トンネル内における携帯電話サービスの開始(拡大 )について」。青函トンネル内全てで通信が可能になる。

一方で、最も新しい新幹線路線にも関わらず、青函トンネル以外は未対応で、今でも設置工事中というのがなんとも…

「医者いらず」への道?

JR東海が、同社社長会見の場で、東海道新幹線 N700S営業車による地上設備計測の実施について発表。

すでに「軌道状態監視システム」が稼働中だが、さらに「トロリ線状態監視システム」および「ATC信号・軌道回路状態管理システム」を併用することとする。

これから1年半をかけて長期耐久試験を実施した後、2021年4月からシステムを稼働させた編成の営業運転を開始するとのことだ。