「そこは有料だよ」/長大トンネルで通信。

JR東海・西日本・九州より「東海道・山陽・九州新幹線 特大荷物置場の設置と事前予約制の導入について」。

このサービスが最も必要なのは訪日客だが、どう周知徹底していくのかが課題になるだろう。同時に、今まで大荷物を想定していなかった客室設計を、今後は見直さなくてはならないだろう。

JR北海道から「青函トンネル内における携帯電話サービスの開始(拡大 )について」。青函トンネル内全てで通信が可能になる。

一方で、最も新しい新幹線路線にも関わらず、青函トンネル以外は未対応で、今でも設置工事中というのがなんとも…

定期化の布石?

JR西日本より、新大阪~奈良駅間ノンストップ特急の臨時運行という報道発表。おおさか東線経由・途中無停車という設定である。

実は、おおさか東線全線開業時に、このような定期優等列車を運行するのでは?と思っていたが、同社は始めなかった。おおさか東線自体、潜在力のあるプロジェクトだと思っていたが、今ひとつ使う気が伝わってこなかった。

まず不定期で始めて、様子を見て拡大するつもりなのだろうか。

 

JR東の利用人員データより(8)〜北陸新幹線開業による新規需要開拓

「なにわ筋線」事業認可。

本日、国交省なにわ筋線「北梅田〜JR難波・南海新今宮」の鉄道事業認可を報道発表した。

JR西日本南海、そして3セクの関西高速鉄道も同日、なにわ筋線の鉄道事業許可状の交付を受けましたと発表した。

大阪市は、大阪都市計画都市高速鉄道なにわ筋線に係る環境影響評価準備書及び、その環境影響評価準備書要約書を作成し閲覧に供している。後者のリンクに、平面図や縦断面図が掲載されているが、同市の都市計画説明会資料の方が見やすい。ただ、これでも梅田貨物線とどう分岐するのか、今ひとつ分からない。

いずれにせよ、長年の「夢」がついに動き出す。

新型車両は付属編成専用。

JR西日本特急「はるか」へ新型車両を投入!と報道発表。

新形式は271系で3連6本を投入。

「3連」だけ?と驚いたのだが、つまり現行の281系へ併結して使用するのが大前提らしい。新型車両だけでは運転されない、というのは面白い。

JR北海道「もうもたない」/323系投入完了

JR北海道より運賃・料金改定の申請についてという報道発表があり、説明用資料が公開された。

まあ、そういうことだ。

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JR西日本から、新型車両323系の全編成の投入がついに完了!という発表。これに伴い、201系は大阪環状線・桜島線から6月7日に引退する。

はじめての増加。

JR西が、北陸新幹線4年目のご利用状況を公開している。開業以来、はじめて増加した1年だったようだ。

利用状況がどのように推移していったか、月次利用状況を追っていけば大体分かる。開業日起点ではなく、年度ごとなので約2週間のズレはあるが、概ね年次推移が分かるだろう。

2015年度は、対前年比268% (開業年度…正確には開業年度の次だけど)。

2016年度は同93%。

2017年度は99%。

そして、2018年度(正確には2018/3/14-2019/3/13)は101%となったそうだ。5月頃、正式に〝年度の値〟として確定するだろう。

「迷わず止める」は後から確立したの?

JR西新幹線重大インシデントに係る有識者会議社外委員からの外部評価の受領についてという報道発表。

この中で、「取り組みの評価と課題」という項目がある。その③に引っかかった。

〝安全方針の周知現場の判断を最優先することや、安全を確認できない時は「迷わず止める」という方針が、新幹線運行にかかわる社員の共通認識として浸透しつつあることは評価される。社長をはじめとする経営層が繰り返しメッセージを発したことが意識の定着を促したと考えられる。ただ、こうした当たり前のことが、会社発足以来30年も経つにもかかわらず、今回の事態が起こるまで未だ十分には確立していなかったことは、安全が最優先されるべき鉄道会社として強く反省される必要がある〟

「迷わず止める」が、まるで本件が出来した後に確立された方針のように読み取れるのだが、「迷わず止める」は、斉藤雅男さんが東海道新幹線運行の陣頭指揮に立っていた開業直後の精神だったのではないだろうか?

月次情報3社。

JR西日本JR東海JR東日本の最新月次情報。

JR西こちら。北陸だけが振るわないように見えるが、昨年は、他線区が運休した一昨年度の増加による反動減である由。

JR東海こちら。新幹線は相変わらず好調。

JR東こちら。以前から、線区別の詳細は公表していない。全体としては好調のようだ。