こちらも先週の件だが、JR西が、「女性活躍および次世代育成に関する行動計画」の策定についてという報道発表をした。
法や制度が両性の平等を謳ったところで、〝ガラスの天井〟と表現される障壁が立ちはだかり、女性の活躍が阻害されることはしばしばある。現政権からして、男尊女卑を公言して憚らない、恥ずべきエセ愛国カルト組織=日本会議の方針の元に全てが動いている。そもそも政府の謳う〝男女共同参画〟という言葉が欺瞞に満ちているではないか。なぜ明確に〝男女平等〟と言わないのか?今の男性に近い働かせ方を受忍できる女性は働いても良いが、そうでなければ家庭で子どもを産み育てていろ、という意図が、政策からはミエミエなのだから。低出生率や婚姻率の低下は、日本という体制が、女性からそっぽを向かれている証左である。それを一切改善しようとせず、先日の報道によれば、こともあろうに「子連れ出勤」の推奨まで始めるていたらく。そんなのが現実的だと思うところが、如何にも子育てに参画した経験のない、頑迷固陋な保守主義高齢男性たちの戯言だ。
ああ、それで思い出した。滅多に報道されないが、内閣支持率の男女差は面白いよ。歴然としている。調べてみるといい。
政権が国民の足を引っ張る以上、頼るべきは民間の有志である。JR西に対しては、果たして中身を伴うかどうか懸念があるが、生暖かい目で見守ろう。