JR西日本への要望:北陸新幹線金沢開業後も『しらさぎ』『サンダーバード』富山乗り入れを継続して下さい。

2012年9月22日

JR西日本に対し、以下の要望(→ここから)を行いました(2012年9月27日追記:後日寄せられた回答に関して。300字程度にして欲しいとのことで、極力短くしました。

少々異なる文面を、富山県に対しても提出する必要があると考えています。

特に富山県民の皆様におかれましては、在来線特急存続のため、JR及び県に対し、声を上げていただきたくご協力をお願い申し上げます。

その際、以下の文面で示しました私の考えを踏襲してただくのは嬉しく存じますが、文章それ自体は是非ともご自身のお言葉で訴えられますよう、お願い申し上げます。富山県及び鉄道事業の更なる発展のため、皆様のお力添えを仰ぎたく、お願い申し上げる次第です。

特急の富山乗り入れを一部でも継続して下さるようお願い申し上げます

 北陸新幹線開業後に特急の富山乗り入れを廃止する方針と伺いましたが、ご再考をお願いします。
 貴社が国交省整備新幹線検討小委員会にご提出された資料(※)によれば、関西から北陸方面の旅客流動のうち23%が、中京圏からは27%が富山県以遠に直通しており、決して少なくありません。金沢乗り換えを強いることで、関西・中京対富山県の利便性は低下し、同県の商圏は新幹線開業により、関東圏に取り込まれることになるでしょう。これが貴社の経営上、好ましいと言えるのでしょうか?
 富山県が乗り入れ継続を求めるなら、経費の全額負担を求めるおつもりかもしれませんが、上記の数値が示すように、乗り入れは貴社の利益にもなるため、一方的な負担を強いるのは、沿線との良好な関係を保つ上で好ましくありません。富山県とご協議の上、応分のご負担と共に一部列車の乗り入れ継続をご決断いただければ、貴社及び富山県民双方の利にかなうものと考えます。

 上述の件につきまして、どうかご高配を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。

(※)国土交通省交通政策審議会整備新幹線小委員会の資料(→こちら

県民でもない私がなぜこのような事をするかと申しますと、鉄道の競争力低下に懸念を抱いているからに他なりません。

***

2012年9月27日追記:

上記要望に対し、同社から回答をいただきました。要望と回答に関する同社の規定により、回答メールの一部または全部を転用することはできませんが、予想通り、富山県に対する同社の公式回答と同じ内容でした。

同社の姿勢ははっきりしました。それを変えるのには、皆様の声が必要になる、ということです。

#同社のご担当者の方、どうもありがとうございました。

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